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この世界の片隅に

これ、すごくいい映画ですよ!久しぶりに感動の涙が流せました(永遠の0以来かな)。
2009年の「宇宙戦艦ヤマト復活編」や2015年の「ガールズ&パンツァー劇場版」でも泣けましたが、こちらは歓喜の涙でした。
僕の大好きな3大都道府県は北海道、福島県、広島県ですが、「この世界の片隅に」は戦時中の広島県呉市・広島市が主な舞台なので、近いうちにまた聖地巡礼に行きたいと思います。呉市には「大和ミュージアム」「てつのくじら館」があり、過去3回行ったことがあります。広島市にいたっては個人的な旅行以外にも就学旅行や大学受験(失敗)、大学時代のテニスの試合などで10回近く行ってます。他にも宮島、尾道、竹原、鞆の浦など広島県ってハンパね〜!まさに神ってますね。
「君の名は。」以上だとの評価もあるようですが、全く別物なので比較は無意味だと思います。「この世界の片隅に」を戦争映画として比較するなら、キモくて原作がうさん臭い「はだしのゲン」やただ人をブルーにさせるだけの「火垂るの墓」などよりはるかにいい映画です。
ただ、この映画を戦争映画として評価するのは少し違和感があります。当時、日本海軍の最大の軍港だった呉市が舞台なので「大和」をはじめ多数の軍艦が登場するのですが、あくまで呉市民の日常の風景の一部のような扱いですし、広島への原爆投下のシーン、8月15日の玉音放送などもあくまで呉に嫁いだ「すずさん」の目線でたんたんと描かれていきます。「大和」に2700人もの乗員がいることを知ったすずさんが真っ先に艦内の食事や洗濯の心配をするあたりは、軍事オタクの僕にしてみれば「そっちかよ!」とツッコミたくなります。この映画の見どころは忠実に再現された当時の街並みや庶民の暮らしぶりだと思います。
僕が初めて呉に行ったときは広島から電車を使ったのですが、右側の車窓前方に港の風景が見えてきたときはマジで感激しました。現在も民間の造船所として残っている「大和」のふるさと・呉海軍工廠や海自の艦艇群、そして港を取り囲む山の斜面に広がる街並みは絶景でしたよ!映画の中でもすずさんが同じ路線で広島から嫁いで行くシーンがありますが、戦時中の機密保持のために右側のブラインドを下ろされてたのは時代を感じましたね。
1991年のジブリ映画「おもひでぽろぽろ」のように見るたびにハマっていきそうな名作です。おススメですよ!

16.12.08 Thursday|カテゴリー:趣味

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