3.11

あの日から半年になりました。金曜日の午後でちょうど診療中でしたが、凄まじい揺れが何度も襲ってきたあとすぐに停電してしまい、患者さんとスタッフにはすぐに帰ってもらいました。直後に始まった液状化現象により噴き出してきた泥水によりあたり一面は完全に水没してしまい、診療所も床上浸水したうえ傾いてしまいました。
僕はケータイと電話の子機だけを持って愛車インプレッサに避難してましたが、デコボコになった駐車場の一番高いところに移動したにもかかわらず、ホイールの半分まで水位が上がってきてほとんど気が動転してました。
地震直後はまだ電話連絡がとれたので、その後家族に国道まで迎えにきてもらい、なんとか行方市の実家に帰ることができましたが、その日は絶え間ない余震とショックで一睡もできませんでした。
僕にとっては中学生だった1987年の千葉県東方沖地震以来の大地震でしたが、あの時は愛用のミニコンポのスピーカーが落下してコードが切れたのが最大の被害だったので、今回は地震の規模も被害もケタ違いでした。
診療所の方はまだ完全復旧とはいきませんが(おそらくムリ)、協力してくれた方々にはとても感謝しています(無能で冷酷でガンコなKYお役所を除く)。

11.09.11 Sunday｜カテゴリー：医院について