減・原発の切り札!

最近、自然エネルギーを推進するなんちゃって専門家たちがドイツの例をよく取り上げますが、全く参考にならないと思います。ドイツはヨーロッパの中心にあり、隣国とつながった送電線によりいくらでも電気を買うことができるのです。実際脱原発を宣言してからはフランスから電気を買っており、そのため電気代は日本以上に高額だそうです。そのフランスはヨーロッパ1の原発大国であり、つまりドイツの脱原発は大ウソで単に自国内で原子力発電をしないというだけです。　
一方、海に囲まれた日本は必要な電力は自国内で発電するしかありません。1000年に一度の天災で事故ったというだけで原子力をあきらめるべきではありませんが、完全に制御しきれない以上、災害リスクの高い原発は徐々に減らしていくしかないでしょう。その切り札になりそうなのが天然ガスを使った高効率のガスコンバインドサイクル火力発電です。これは従来の蒸気タービン発電にガスタービン(つまりジェットエンジン)を組み合わせた発電方法で、燃焼効率が非常に高くクリーンなプラントだそうです。また、天然ガスは中東に偏在した石油と違い、ロシアやアメリカなど政情安定した国から買えるメリットもあるのです。

11.07.28 Thursday｜カテゴリー：趣味